タイトル | : Re^12: ドライブブースターの動作解説 |
投稿日 | : 2021/09/21(Tue) 11:51:39 |
投稿者 | : すかんだ |
参照先 | : |
> ストンプボックスでは逆相のまま出力しても大した問題ではないのかもしれませんが・・
要素の切り分けとして二点に分けて考えましょう。
@入力インピーダンスについて
ギターから(つまりピックアップ〜Volコントロールを通過した)の信号を直接繋ぐものについては、受け側の入力インピーダンスは100kΩでも低いくらいなんです。
一方で抵抗というのは(抵抗の種類に関わらず)抵抗値と温度の指数に比例した「熱雑音」というのを吐き出します。
そういう理由で1MegΩ以上の抵抗は設計者としてはできる事なら敬遠したい所なんです。
A位相反転について
コンパクトエフェクターで「出力を非反転にする積極的なメリットがない」というのはそうなんですが
むしろ「反転とするメリットがある」ケースを二点ほど挙げておきましょう。
・ハイゲインディストーション
非反転だとパッシブフットスイッチの端子間寄生容量で発振するケースがあります。この場合反転出力とすると不思議な事に発振が収まる
・フランジャー
例えばMXRのフランジャーの原音成分は反転出力です。
外部ミキサーで原音と1:1でミックスするとディレイ音だけが残ります。
この理由は非常に面白い話なので皆さん是非一度考えてみて下さい。
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