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ベーススルーのLPFをHPFに
517
: 2019/12/07(Sat) 17:04:04
Tkhs

いつも参考にさせていただいております。

スタジオで合わせる際にギターやベースの余計なローをカットし、スッキリとした音で練習したいと考え、小型・軽量・どシンプルなHPFを製作しようとしました。
そこまで急なカーブは必要無いし、音量が下がってもアンプで補うので良しと考え、試作機は完全パッシブの一次CRフィルタで作り、カットオフ周波数は30Hz〜150Hzで設計しました。
実際に使用したところ、入力・出力のインピーダンスのマッチングが取れていないのか、実用できる音にはなりませんでした。
そこで入力・出力にバッファを設けて解決しようと思い、ベーススルーのLPF部分を思い出しました。

ここから質問が2つあるのですが
@、このLPFをHPFへ変えた場合、問題なく動作するのでしょうか?
U1TL072の5番端子へバイアスをかけなくても良いのでしょうか?


A、R3、R9は電流量の調整と出力インピーダンスの決定なのでしょうか?
無くても動作しますか?

お手数をお掛けしますが、ご教授願います。
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Re: ベーススルーのLPFをHPFに
518
: 2019/12/08(Sun) 11:15:09
ぴースケ

こんにちは!
>@、このLPFをHPFへ変えた場合、問題なく動作するのでしょうか?
HPFにするとコンデンサが直列に入るため、U1の2つ目のオペアンプに直流バイアスが掛からなくなります。

そこで、BIASから抵抗でU5の+側(5pin)に直流BIASを掛けます。
抵抗は100KΩ〜1MΩ位でよいでしょう。

>A、R3、R9は電流量の調整と出力インピーダンスの決定なのでしょうか?
無くても動作しますか?
R3はオペアンプ入力抵抗で、動作を安定させる目的です。
100Ω位でもよいですし、無くても実際動作します。

R9は出力Impを大きくして、VR2(100K(B))のコントロール範囲を制限します。
無くても動作しますが、オペアンプの出力と次段オペアンプの入力が、VR2の位置によっては交流的に直結されるので、動作が不安定になる懸念があります。
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Re^2: ベーススルーのLPFをHPFに
519
: 2019/12/08(Sun) 12:46:08
ぴースケ


> そこで、BIASから抵抗でU5の+側(5pin)に直流BIASを掛けます。
> 抵抗は100KΩ〜1MΩ位でよいでしょう。
す。

追加というか、訂正です。
HPFを構成する抵抗をGNDではなくてBIASに接続します。
そうすれば、上記の抵抗は必要ありません。
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Re^3: ベーススルーのLPFをHPFに
520
: 2019/12/11(Wed) 00:41:01
Tkhs

御丁寧な解答ありがとうございます。

>HPFにするとコンデンサが直列に入るため、U1の2つ目のオペアンプに直流バイアスが掛からなくなります。
そこで、BIASから抵抗でU5の+側(5pin)に直流BIASを掛けます。
抵抗は100KΩ〜1MΩ位でよいでしょう
追加というか、訂正です。
HPFを構成する抵抗をGNDではなくてBIASに接続します。
そうすれば、上記の抵抗は必要ありません。

まさにこの直流バイアスが掛からなくなるが疑問でした。

>R3はオペアンプ入力抵抗で、動作を安定させる目的です。
100Ω位でもよいですし、無くても実際動作します。
R9は出力Impを大きくして、VR2(100K(B))のコントロール範囲を制限します。
無くても動作しますが、オペアンプの出力と次段オペアンプの入力が、VR2の位置によっては交流的に直結されるので、動作が不安定になる懸念があります。

動作安定の為に両方の位置に1KΩを入れることにしました。


早速パーツを注文しました。
本当に助かりました。
ありがとうございます。

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